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松林に静謐を見る

今月の和菓子スタジオに行くついでは、久々の上野行き。

2007年秋、京都で狩野永徳展。
そして、2010年冬、東京で長谷川等伯展。

どちらも行くとついでに、
「そうだっ!折角だもの見ておかなくちゃ!!」と。
普段はボンヤリしているものの、こんな風に思いつくと早い。
このテの展示会は、
チケット購入だけでも行列になっているのは学習済み。
ほんの数日前に、あわててチケットぴあで購入。
博物館の開館めがけて開門を待つ。
どちらの展示会も世紀の展示会だものね、
開門を待つ行列、そして、入場制限の行列。
それでもこんな時だけは朝も早くからせっせと行動したのが効してか、
程々の時間で入館。

今回の長谷川等伯。
時の政治に寄り添い、
立身を計り過ごした画家だったのでしょう。
そんな背景が見える絵であっても、
その時々の意志のエネルギーが燃え滾る作品でした。
極彩で圧倒されていると、
気がつけば色が減り、余白が増え、
そして墨の色だけになり、そして最後の展示へ。

松林図屏風
故郷であろう松林が描かれいました。
謎の多い作品だと言われてますが、そんな理由なんでどうでもいい。
何とも言いようの無い感覚で見ることができました。
美しく静謐がそこに描かれ、永遠の時が流れていました。
美とは永遠であり、普遍であるからこそ、
凡夫はただただ引きつけられるだけです。


改めて、2年前の永徳、そして今回の等伯。
同時代のライバルの絵を、
ワタシは自分の人生の中で見るご縁に恵まれました。
どちらも見ていたからこその感慨もひとしおでした。
幸せです。
どちらも遠方であるにも係わらず、
こうやって両方を見ることができた自分が幸せである事以外何者でも無い。

そして不思議な偶然が…
どちらの展示会も見るまえに「結石君」がしっかと動いてくれました。
なんだかなー(汗)
石を動かし、意志が動くのか。
意志が動くから、石が動くのか。
ホント、身体的に言えば勘弁して。
あの激痛を越えないと、
ワタシにはどちらの絵も見る資格が得られないのか。
ちょっとビミョウな2010年旧暦2月2日彼岸の前日。
by kiko-funfun | 2010-03-17 22:45 | ヒビ
日常の何気ないゆるりとした一瞬
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